防水工事は現場が主役!~防水工法の選び方~
- コラム
- 2020.08.20
防水層の選定は、材料から決めていくのが一般的となっています。
しかし、下地の状態や施工環境など、メーカーが求める条件は、容易に確保できるわけではありません。
春夏秋冬をとわず、常に自然環境に対応しながら工事をおこなわなければなりません。
近年では、下地・防水層・納まりおよび仕上げまでトータルでの機能性を求められますので
防水層だけが要求品質を満たしていても、充分な効果を発揮できているとは言えないと考えます。
現場の置かれた状況から、施工現場の抱える問題点を優先し
防水工法や防水層を選ぶ「現場が主役」の考え方で
防水性能が確保できる施工を心がけています。
防水工事というと、一般的に「アスファルト防水」、「シート防水」あるいは「塗膜防水」など
防水層の種別を指している場合が多くあります。
しかし、防水層をどのような方法で施工するかによる分類もあります。
①密着工法
液状の材料で防水層を下地に密着させる工法。下地の影響を受けやすい工法といえます。
この工法を採用するときは、使用する防水材料が要求する条件を整えなければ
時に不具合を生じることがあります。
②接着工法
接着剤や粘着層によって防水層を下地に接着させる工法です。
密着工法と同様に、下地の影響を受けやすく、防水材料が要求する条件を整える必要があります。
③絶縁工法
液状材料、接着剤、粘着層などで防水層を部分的に接着・接着させる工法です。
下地の動きによる防水層の損傷を防ぐ効果があります。
④緩衝工法
緩衝材を下地に張り付けたうえに防水層を密着まはた接着させる工法です。
絶縁工法と同様に、下地の動きによる防水層の損傷を防ぐ効果があります。
⑤機械的固定工法
専用の固定金物を用いて、下地に防水層を固定する工法です。
下地の動き、乾燥、表面精度などの問題を回避する工法といえます。
ただし、この工法を採用する場合は、下地が固定金物を支持する強度を持っていなければなりません。
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